名人戦(1992)
素材:碁石、桂、砥の粉、朝日新聞1992年の「名人戦」の棋譜
新聞に掲載されていた名人戦の棋譜(朝日新聞「名人戦」1992年)を碁盤上に再現する。
対戦の一局面を私一人で演じる。白の碁石の半分を黒に、黒の碁石の半 分を白く塗装する。
そうやって対戦相手の要素の半分に介入する。
「色を塗る」行為がゲームの介入になり、よって、戦うことが共有することに変化する。結果、共有することが「わかりにくさ」の要因になる。
対称性の一元化。半分だけ介入すること_すべてを塗りつぶさないこと。
のこり半分の「素地」を維持すること。
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