エンドレス・ソロバン(1990)
素材:算盤(180メートル)
ソロバン珠の桁数の可動範囲を展示会場壁の全長と一致させる。
展示空間を囲い込む構造(=ソロバンの左右両端接続)にして、エ ンドレスの形にする。
フレーム内で示される数値は、その閉じたスペースの中で増加を続けるとやがて一巡し、重複を始め、最初の数値は崩れていく。
しかしこのソロバンそのものの構造は変わらない。
「数」の実体化と同時に構造の破綻の仕組みをつくる。
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