鉛筆 (1996-1999)
素材:鉛筆
行為:鉛筆の中央付近から両端に向かって削る。
文字、絵画、表現における簡素な道具として鉛筆を選び、鉛筆の長さの1/2の位置を鉛筆の先端と仮定し、両方向からその仮定された先端としての中心点 に向けて削る。
通常削られた二本の鉛筆が向かい合うような形を一本の鉛筆のみで表す。
行為の結果何が起るか:
鉛筆の芯の減少によって外在化する文字や描線、つまりそれら「表現」と鉛筆自体で外在も内在も分割されずに繋がっている発生以前の「全体」を示す。
Copyright © 2011 TOYOSHIMA Yasuko. All rights reserved.
無断転載を禁止します。